アカルイミライ
2004/01/09
( ビデオ )
一見、普通の青年2人。守(浅野忠信)と雄二(オダギリ・ジョー)この2人の青年の内に潜んだ幼児性が怖いです。
何に怒っているのか、自分に怒っているのか、社会に怒っているのかわからない、本当に糸がぷつんと
「キレる」様子がとても怖いです。
そしてそんな2人を「若さ」と決め付けて擦り寄ってくる社長笹野高史さんが、また気持ち悪い・・・
その後、守の父(藤竜也)が雄二と行動をともにすることになっても、世代の断絶の溝はあきらか。
若者にとってのアカルイミライと大人にとってのアカルイミライは決して同じものではなく、ベクトルが違う・・・
そんな関係がどう変わっていくか・・・じっくりみせてもらいました。
世代の断絶は、どうしようもないことで下手すると「若い」と「子供」を混同して決め付けて解決しようと大変なことに
なる・・・ことへの警告のような映画でした。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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