曖昧な未来
2004/01/09
( ビデオ )
『アカルイミライ』の撮影ドキュメンタリーです。
一番印象に残ったのは黒沢清監督の「(映画とは?に対して)映画館で一体化しているか孤独か、
そういうことを知ること、それが映画ですね」という言葉です。
映画館で映画を観る事と、ビデオなどで映画を観る事と、テレビドラマの違いってなんだろう???と1人考えていました。
答えは多分、色々あるだろうけれど、納得のいく一つの答えです。
周りがしずまりかえっているのに1人笑いを堪えている自分、観た人の評判がよくてはしゃいでいるのに
自分には納得のいかない時、娯楽なんだから楽しめればいいという話を耳にする時、
『ニューシネマ・パラダイス』を観て泣かないなんて人間じゃない、と決め付けられた時・・・色々な孤独、不満。
そして『えびボクサー』を観た時に客席から拍手が起きて自分も思わず拍手をしていた時、映画祭で上映が
終わったあとに拍手が起きて監督が出てきたときにまた、知らず知らずに拍手していたときの至福感。
そんなことが、思い出されて自分の中にバラバラだった気持ちがひとつの引き出しに整理されたような・・・
そんな言葉でした。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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