ショコラーデ
2004/02/18
日比谷スカラ座2
冒頭、ドイツでの火事のシーンから映画は始まります。
そしてNYで暮らす、ユダヤ人、ドイツ人たちが親の世代の「悲劇」の謎を追っていくことになる。
これは謎とき、だけでなく、過去の傷をあばくことによって、親たちの世代の隠された悲劇を暴露することになる、痛い、つらい行程でもありますが、そこを恋愛とサスペンス仕立てにして、ただの「恋愛映画」「反戦映画」にしていない所がよかったです。
最初はバラバラに描かれる人達が一本の線につながる様子、実に上手くさばいていました。
ナチスとベルリンの壁というのはドイツにとって永遠に消えることのない過去の事実です。
それを正面からみつめた視線、アメリカに逃れたユダヤ人たちの今の生活ぶり・・・
興味深い部分がたくさんありました。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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