キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー
2004/04/24
錦糸町シネマ8楽天地
タランティーノ監督は個性が強くて、特異性があり、それが楽しめるか、楽しめないか。
楽しめる部分と楽しめない部分が交互に微妙にずれて出てきて観ていて緊張と脱力の繰り返し。
前作から一変して黒のスーツに白のシャツ・・・エルことダリル・ハンナがいいですね。本当に強そうでマニッシュな雰囲気がとてもいいです。
前作の炸裂ぶり、はしゃぎエスカレートは影をひそめ、荒涼とした風景の中での戦い。
相手も、オーレン・イシイのように成功したのではなく、今は、落ちぶれたもと殺し屋仲間。
なんとも寂寞感があるのですね。ユマ・サーマンは復讐というハッキリした目的があるけれども、もう
なんの生きがいもなく生きている人達との戦い。
別物、と考えてもいいでしょうね。
ラストを梶芽衣子の『恨み節』で統一したところにタラちゃんのマニアックひとすじ、を見た思いがします(笑)
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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