打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
2004/04/19
( DVD )
とても綺麗な映画です。
最初はテレビ放映されたものを、映画館公開したそうですが、映像といいとても透明感があって美しいです。
夏休みの花火大会の日。
少年達は、「花火は丸いのか、平べったいのか?」ということでもめて確かめに行く事に。
少女は、親の離婚という現実から逃げようと「駆け落ち」を断行。
子犬が群れて暴れているような少年達に比べ、もう大人の世界を垣間見てしまった少女は、
誰に相談することなく自分で自分の道を行こうとする。
少女、奥菜恵の時折見せる大人の女の表情を見逃さないですね。
さすが岩井俊二監督。
少年達の他愛もない会話もとても自然でかわいらしく、脚本があるとはちょっと思えない自然さ。
演技上手いな~~~
可愛さと切なさが、綺麗な映像で綴られていて、「花火とは、丸いのか、平べったいのか」というのは、
「意外と知られていない事実」でしょうね。
少女の複雑な心境は、下から見るのと、横から見るのとでは、全然違う・・・そんな事を思いました。
ちなみに、この映画の助監督は、行定勲監督。
そして、私自身、子供の頃は花火は平べったいと信じていました!!!
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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