海猿

海猿

2004/05/24  厚生年金会館にて(試写会) 2004年日本:120分:監督 羽生英一郎

海上保安庁の潜水夫をめざす青年たちが、厳しい訓練に耐えて・・・という話なのですが、あとになって原作漫画、羽生監督が本広克行監督(踊る大走査線、スペース・トラベラーズ)の助監督をしていた、というのは納得。

男達のドラマというより、年は20代なのでしょうが男の子達のサワヤカな青春ものになっています。起承転結がとてもはっきりしているところ、先が読める展開ともいえるのですが、テンポよく進む展開、すっきりサワヤカです。

主演の伊藤英明は、めずらしく(?)ガッツのある青年役。以前は『ブリスター!』のフィギュアマニアのどうしようもないけれど憎めないロクデナシ、『陰陽師』の源博雅役、いつも清明にふりまわされて「おい、清明、いったいどうなっておるのだ?」という困惑の表情、人の良さがよく似合う・・・そしてこの映画と、テレビよりも映画の方がいい役をやっていると思います。

この映画でも、もう1人の伊藤君・・・伊藤淳史がおちこぼれ、でペアを組むことになった英明君の足をひっぱる存在なのですが、さすが『ロボコン』の第2ロボコン部長(すぐあやまる、すぐあきらめる)・・・おちこぼれ存在感があります。

展開がさくさくと進んでいくのが気持ちいいし、女の子(加藤あい)とのからみなどもベタベタいやらしくなく、サワヤカで観た後すっきりしました。

しかし、エンドクレジットは最後の最後まで観て下さいね。これは意外な・・・展開。お~~~~い、仙崎~~~~!!

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