ヴァン・ヘルシング
Van Helsing
2004年9月8日 日比谷スカラ座1にて
(2004年:アメリカ:133分:監督 スティーヴン・ソマーズ)
ユニヴァーサル映画ならではの過去の名物モンスターキャラクターが続々息つく暇なく登場し、バリバリ暴れます・・・
フランケンシュタインからジキル&ハイド氏、オオカミ男、トランシルヴァニアのドラキュラ伯爵とその花嫁たちと戦う、モンスターハンター、ヒュー・ジャックマンと、森の中でハイヒール、きつそうなガードル風衣装でふっとばされたり、さらわれたりされても髪の毛ひとつ乱れない貴族の末裔、アナ王女(ケイト・ベッキンセール)、発明王ながら俗っぽい僧侶の相棒カール(デヴィット・ウェンハム)の3人です。
映画が始まって、すぐ起承転結の転転転ばかりが続くのですが、一応、それぞれのモンスターがはちゃめちゃながらオリジナルを大切にしていて、変にゆがめていない、それがちゃんと最後まで保つからそこは凄いですね。このハイテンションよく保たせましたって(つっこむ所は多いにせよ)それだけで、もう偉い。あれもこれもと欲張るなら手抜きせず欲張りのままつっぱっしってくれた方がいいのです。
オオカミ男とドラキュラ伯爵の対決などは、人間の姿とモンスターの姿にくるくる変わりながらの戦いで、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の月光のさす洞窟で骸骨になったり人間の姿になったり・・・・という戦い同様、おもしろくもあり感心もしてしまうのでした。
特撮を駆使した高さの出し方とか、空飛ぶ花嫁たちの浮遊感、疾走感、悪役が憎たらしいほど強いという設定、中途半端にやらず徹底していて、ダークな色合いと共にスピード感が最後まで落ちることがないですね。。
私がやるならどたどたっと走り回るアナ王女よりも、ひゅんひゅん空飛ぶ花嫁たちの方がいいなぁ~なんて思うのですが、人間の姿のままでお城の天井に逆さになっているのは、頭の血管、切れそうです。
クレジットタイトルがこれまた凝っていて綺麗なのですが、正直、見終わったあとは疲れます。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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