新暗行御史(しんあんぎょうおんし)

新暗行御史(しんあんぎょうおんし)

2004年11月4日 新宿 明治安田生命ホールにて(試写会)

(2004年:日本=韓国:87分:監督 志村錠児)

日本の漫画雑誌で連載されている韓国漫画のアニメ化です。

韓国の「暗行御史」という古典をベースにして、「春香伝」などの要素もとりいれているとのこと。

設定は中国とも韓国ともとれる古代都市ジュシンの隠密要員・「暗行御史」(アメンオサ)ムンスが都のジュシンが滅びたあとも放浪を続けるというおはなし。

前半がアメンオサの一匹狼ムンスが、最強の少女・サンドと出会って道連れになるまで、後半が2人がいきついた島の謎を追うというものです。

ムンスはいざとなると「アメンオサ参上~~」と言って「影の軍団」みたいなのを出すことができるのですが、なんだかピエロみたいで見た目もかわいいアメンオサ軍団、実はとっても弱い。あら?とやられてしまうが、また、危機になると「アメンオサ参上~」おお~また出てきたよ、続々と。で、すぐにやられてしまう。

それに反して、無敵の少女・サンドの動きは綺麗ですね。あまり戦闘シーンが長くなくて、あら?終わり?みたいな感じなのですが、まだまだおはなしはこれからなのよ~ん、で映画は終わります。

衣装が韓国王朝風なのに、一匹狼ジュシンだけGパン姿(ベルボトム)、ジュシンだけピストルや銃を使うのね。

それがなんだか浮いているような、笑えるような・・・話は真面目なんですけど、どこかゆるくて、スピード感なし。そのゆるさがいいですね。私は『フィフス・エレメント』のリールーみたいなサンドがもっと活躍してくれればよかったけれど、これはまたまた先の話なのでしょうね。 

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更夜飯店

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