僕の彼女を紹介します
Windstruck
2004年12月6日 九段会館にて(試写会)
(2004年:韓国:123分:監督 クァク・ジョエン)
『猟奇的な彼女』『ラブ・ストーリー』のクァク・ジョエン監督の新作がもう公開されるのですね。
前2作と違うところは、設定がヒロインの仕事が警察官ということでアクションシーンが多くなっていることですが、基本的な所は一緒かなぁ~と思います。男の子と女の子が出会って、どう変わっていくか・・・そんな「ボーイ・ミーツ・ガール」の点は同じなんですね。
今回、ヒロインのチョン・ジヒョンは、警察の制服に身を固め、街を巡回し、とても行動的な(かつ早とちりな)女の子です。早とちりして迷惑かけてもケロっと開き直って、絶対「ごめん」って言わないからねっ!でも許せるのはジヒョンちゃんだからか・・・って所もありますが。
『火山高』では高校生やっていたチャン・ヒョクが今回は「いいひと」な高校教師。
2人が出会ってからの様子なんかはテキパキしていて、ユーモラスでいいのです。
手錠でつながれちゃった2人のドタバタなどはなんとも細かい芸ですねってなんだかほのぼのエピソードでした。
女の子ばかり一方的にバリバリ威張っていた(→それが今までにないキャラクターでめずらしかったのでしょうが)『猟奇的な彼女』に比べれば、街のワルとやりあうしんどさ、みたいなものもちゃんと描かれているのでただの綺麗なお人形さんではない所が良かったですね。結構体張ったアクションをこなしています。
それが一番、私個人的には良かったし、無理はあるにせよ最低限に抑えている上手さを感じます。そして最後の「オチ」ですね。
しかし後半は、この2人には悲劇的な運命が待ち受けていますが、そこからがちょっとメルヘンチックな所と、ハードボイルドアクションな所が、交互というか、交錯して出てきて、どちらが描きたかったのか・・・がちょっと曖昧になっているようです。
まぁ、かわいいジヒョンちゃん、かっこいいジヒョンちゃん・・・どちらも楽しめるという、かなり銃撃戦なんかは硬質な映像で撮っていたりして、女優をかわいく、かつかっこよく見せる、そういうことはきちんと押さえています。ただ、360度ぐるぐる回るカメラはちょっと多用しすぎかも。
チェン・ジヒョン主演作は今年だけで『4人の食卓』『ホワイト・バレンタイン』とこの映画と3本も観てしまった私ってチョン・ジヒョンちゃんのファンだったのだろうか?
『イル・マーレ』の時から変わらないさらさらロングヘアーでそれはそれでいいのですが、今度見るときは、髪型を変えたジヒョンちゃんが見てみたい気がします。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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