SUPER8
2005年1月30日 DVDにて
(2002年:イタリア=ドイツ:92分:監督 エミール・クストリッツァ)
これは映画監督のエミール・クストリッツァがギターを担当している、前ユーゴスラヴィア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のロック・バンド、エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラのドキュメンタリー。
といっても監督自身がメンバーであり、ドラムは息子だったりしますから、なんとなく家庭用のビデオでみんなでわいわい・・・という様子とライブで盛り上がる様子、途中ではさまれるメンバー達によるショート・フィルムの撮影風景・・・などが次々と現れます。
しかし雑然としているようでも、通して見るとメンバー1人1人の紹介時間がきちんとしていたり、何故あんな映像が突然出てくるのか・・・といったことがとてもきちんと構成されています。
このバンドは結構、反体制的な歌詞やパフォーマンスなんですけれど、アコーディオン、ヴァイオリン、チューバなどの管楽器を含めたジプシー風であるところがとても個性的ですね。
映画『黒猫・白猫』の音楽を担当したバンドですが、映画に必ず出てくるジプシーバンドの皆さん・・・だと思っていたら、違っていました。
しかし、監督は本当にこういう世界が好きなんだなぁ、映像だけでなく音楽でも表現していたのか、という発見がありますね。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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