贅沢な骨
2005年2月26日 DVDにて
(2001年:日本:106分:監督 行定勲)
声高な主張も、起伏の激しい展開も何もない「部屋」のたたずまいがいいです。
麻生久美子、つぐみ、永瀬正敏・・・女と女とそして男。
風がいつも部屋のカーテンをゆらすように、男が部屋にいる。
ただいま、と言うと、小さくおかえり、と言う。そんな部屋。
お互い求め合っているものは、少しずつ違うのかもしれないけれど、どれも間違ってはいない。そんな許しているという視線がとても好きですね。
麻生久美子の細い手足、つぐみのまなざしの力強さ、永瀬正敏の白いシャツ。風のような3人の関係はとても濃いものかもしれません。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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