フライト・オブ・フェニックス
Flight of the Phenix
2005年3月3日 千代田区公会堂にて(試写会)
(2004年:アメリカ:115分:監督 ジョン・ムーア)
1965年のジェームス・スチュワート主演の『飛べ!フェニックス』のリメイク。
ゴビ砂漠の油田が閉鎖されるので、輸送機でやってきたデニス・クエイド。しかし強烈な砂嵐で輸送機は砂漠の真ん中で不時着。
どうしたら生還できるのか・・・というサバイバルもの。
サバイバル映画の基本は押えていると思うのですね。
暑さとの戦い、絶望的な状況、そこから抜けだそうとする努力、仲間割れ・・・というのはきちんとしていますし、演じている役者さんも地味ながら体張ってます、という雰囲気はいいです。
どうやって脱出するか・・・それは輸送機を改造して飛行機にすることなのですが、その辺のアイディアが優先してしまって、生きるか死ぬか・・・の崖っぷち感が少々ゆるめ。緊迫感の出し方とか、人間関係のつっこみがやや弱いかも。
それが、アイディアが成功するか、というサスペンス的な盛り上がりに水をさすような形になっているような気がします。
しかし、デニス・クエイドをはじめ、日に焼けた体がかっこいい皆さん、バリバリ出てきて生き抜くにはこのくらいの体格ないとねぇ~って説得力ありました。
音楽の使い方が軽妙でこれはこれでいいのですが、どうなのかなぁ、ヴァンゲリスとか大作感漂うばばば~~~ん的音楽の方がよかったのかしら?なんて思ってしまいました。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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