クリスマス・クリスマス

クリスマス・クリスマス

2006年2月14日 DVD

(2004年:日本:94分:監督 山口博樹)

これは公開時、とても観たかったのですけれど、レイトショーで断念した映画です。

脚本から出演者まで演劇界の人が集まって作り上げた、もう一つのファンタジー。

ヒロインの伊藤歩だけが、舞台の人ではないのですが、周りの人がもう、胡散臭い人ばかり。

でも、伊藤歩と同棲して、なんだかすでに倦怠期を迎えてしまった男、大倉孝二が、ひょんな事から入ってしまった「ファンタジー保存会」

ファンタジーといっても、世界各支部の活動を見るとネス湖の怪獣騒動、ヒマラヤの雪男・・・・そして世田谷支部では、河童騒動を作ろう・・・名付けてデビット・カッパ伝説~~~~なんて活動なのです。言い方変えれば、捏造?

全編、脱力ものの可愛らしさが満ちていて、世田谷支部のメインイベントはクリスマスにサンタさんになって子供たちにプレゼントを配ろう・・・というもの。

なんだか、いい大人がわいわい、わいわいやっている様子がまた微笑ましくて、楽しそうで、最初は何が何だかわからなかった伊藤歩も・・・

堅苦しい事抜きにして、とにかく楽しい事、自分達で作ろうよ、という雰囲気がとても楽しいですね。

そしていざクリスマスの夜になって起きるハプニング。また、忍び寄る謎の男、古田新太の妙な存在感。

ファンタジー全盛の今、こんなのも、そうだね、ファンタジーだよって笑いながら観て、とても気持ちよくなる可愛らしさが満載。

この世界とても好きです。

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