HAL&BONS

HAL&BONS

2006年2月11日 DVD

(2002年:日本:40分:監督・脚本・声の出演 石井克人)

 これはグラスホッパ!のビデオマガジンのvol.1~4をまとめたものですから、もともとDVDしかないんです。

おまけの一話を含めて全5話で40分のCGアニメ。

ちょっとお洒落な部屋のソファで犬のハルとボンスがビール飲んでいる所に突如現れたインタビュアーの餅のもち君。

ソファのこの3人(?)の会話だけです。

しかしこの世界、異様に私ははまってしまって、つい、ハルとボンスのじかんだよ~~~と歌ってしまいます。

栃木弁で必死にインタビューするもち君をハルとボンスは全く相手にせず、結局、何も聞けず、べらべら自分の事を喋ってしまうもち君。

「あら、あらあらあら~なんですか~なんですか~あなたたちの態度は?あら、あらあら~~~?」(栃木弁)

「だから、なんなんだよ、おまえはよ」

「ボクはもち君です。もち君って呼んでください」(栃木弁)

「で、何が聞きたいの、もち君、テンション低くない?盛り上げ方下手なんじゃない?」

「そんなことないですよお~、ボクはね、これでもね・・・」(栃木弁)

そんな会話がえんえんと・・・

監督・脚本は石井克人でハルの声も担当しています。

このもち君をひたすら、つっこむしゃべり方っていうのが微妙に面白い。

会話があってあわせてCGにしたのか、脚本通りにCGで使ってアフレコしているのかよくわからないくらい「普通の会話」なんです。

そういう所のさりげない凝り方がよくよく観ると凄いものがあります。

いじめているようでも、ハルとボンスはもち君と楽しくやってます。結局、もち君はハルとボンスの家に転がり込んでくるし。もち君、食べると美味しいし。 私が今、一番食べたいのはもち君かも。

「こんなこと言っちゃ失礼だけどさ」と言いつつ失礼な事をばしばし言うハルと、そうそうと相づちを打つボンス。

それにムキになるもち君。

ソファしか出てこないけれど、ハルとボンスの部屋はとても凝っていてセンスがいい。

特にあのソファは趣味いいです。 そんなどうでもいいような所に凝っている楽しさというのがつまっています。

ハルとボンスに完全に遊ばれているもち君の必死ぶりっていうのが、本当に観ていて(聞いていて)楽しい。

こういう人、いますよね・・・って微妙な所を突いているので、笑えると同時に、クセになる世界です。

最近、DVD買ってしまおうかな・・・と思いつつあります。私、大好きなんですよ、もち君。

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