博士の愛した数式
2006年2月4日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて
(2005年:日本:117分:監督 小泉堯史)
この映画では、博士の記憶は80分しかもたない、というのが大設定としてある訳なんですけれども、いわゆる記憶もの、ではないんですね。
映画は80分しか記憶が保たない事の迷宮・・・『メメント』や『バタフライ・エフェクト』のような記憶ものの迷宮世界を描くのではなく、あくまでも人間同士のドラマとしてすんなり観られるように作っているのだろうと思います。
小泉監督は黒澤明監督の助監督をしていた、という事でなるほど、風景の撮り方などはとても綺麗です。
問題を抱える人間同士のドラマにしてはすんなりしすぎていているのが、まぁ、あっさり味のスパゲッティを食べた、という所かもしれません。それはそれで美味しいものだと思います。とても観やすい映画です。
家政婦として、どこまで他人の家に入りこむか・・・なんて所もとても好意的に描いていて、好意に満ちあふれた世界です。
唯一、屈折しているのが浅丘ルリ子なんですけれど、さすがお着物着た時の立ち姿が綺麗ですね。
この映画は、台詞がとても明瞭ではっきりしている所などは細かいこだわりが感じられました。
2006年2月4日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて
(2005年:日本:117分:監督 小泉堯史)
この映画では、博士の記憶は80分しかもたない、というのが大設定としてある訳なんですけれども、いわゆる記憶もの、ではないんですね。
映画は80分しか記憶が保たない事の迷宮・・・『メメント』や『バタフライ・エフェクト』のような記憶ものの迷宮世界を描くのではなく、あくまでも人間同士のドラマとしてすんなり観られるように作っているのだろうと思います。
小泉監督は黒澤明監督の助監督をしていた、という事でなるほど、風景の撮り方などはとても綺麗です。
問題を抱える人間同士のドラマにしてはすんなりしすぎていているのが、まぁ、あっさり味のスパゲッティを食べた、という所かもしれません。それはそれで美味しいものだと思います。とても観やすい映画です。
家政婦として、どこまで他人の家に入りこむか・・・なんて所もとても好意的に描いていて、好意に満ちあふれた世界です。
唯一、屈折しているのが浅丘ルリ子なんですけれど、さすがお着物着た時の立ち姿が綺麗ですね。
この映画は、台詞がとても明瞭ではっきりしている所などは細かいこだわりが感じられました。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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