ウォーターズ

ウォーターズ

2006年3月15日 渋谷・シネマGAGAにて

(2005年:日本:107分:監督 西村了)

これは小栗旬他、7人の青年がホストになって・・・奮闘する・・・つまりウォーターズというのは水商売、ですね。

しかし映画は、妙にさわやかで、健康的で本物のホストさんが観たら、???と思うかもしれません。

むしろ映画は、ホストを描くというより、7人の青年が巻き込まれてしまうあれこれ、なのです。

色々な挫折から、ホストになろう・・・つまり金をがっぽり稼ごうという目的の青年達の割にはお金のあれこれに妙にあきらめ良すぎ。

人が良すぎで、なんとなく部活動のスポ根もの、みたいな空気になっているのでした。

水商売っていうのはもうちょっと金にどん欲だろう・・・なんて思いますが、あくまで、ケロリとあきらめが良くて潔い。

そこが、またプロのホストというよりまだまだ素人集団の甘さ、のようにも思えますね。

今、話題の若い男優さんを集めて、その魅力だけで、映画は成り立っているわけでなく、意外と紆余曲折が出てくるのでした。

ホスト遊びをする女達というのが、なかなか嫌な女ぶりがよかったですね。

最後まで観ると、ホストよりも青年物語を作りたかったのではないかなぁ、と思いました。

さすがに男の子たち、それなりの格好をするとスタイルいいですね。唯一、鈍くさいなぁ、と思った元・銀行員の変貌ぶりが楽しいな。

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