ゲゲゲの鬼太郎
2007年5月15日 有楽町・日劇にて
(2007年:日本:103分:監督 本木克英)
ディズニーのアニメーションは、絶大な功績があることは、確かなのですが、反面、批判もありました。
『ナルニア国ものがたり』の原作者、C.S.ルイスは、「ディズニーの映画は、原作の世界を壊し、子供の想像力を奪っている」と書いています。
この実写版『ゲゲゲの鬼太郎』は、そんなディズニーの諸刃の剣のような映画だと思うのです。
最新の特撮技術を惜しみなく使い、脇役のキャスティングを揃え、わかりやすい話・・・・と完全にファミリー映画です。
それはそれで、ご家族で安心して観られる映画として貴重だと思います。
今時、鬼太郎を実写化するのに、あの白黒テレビ時代の怖い暗さ炸裂・・・・にはどう考えてもできないのです。
意外だったのは、話が「鬼太郎青年の淡い恋」のようなものになっていたことで、ウエインツ瑛士の鬼太郎も、性的なものはなく、さわやかな青年、鬼太郎。
しかし、わたしが期待していたのは、なんといっても赤いワンピに黄色いリボンの猫娘こと田中麗奈。
赤いワンピがすごくミニスカートで、スカートの中に黒の羽毛がふわふわしているんだな・・・なんてところに妙に目がいってしまいました。
この猫娘がとてもいいです。可愛いというより、本当にネコ感漂う、田中麗奈。
ちょっと、小さなお友だちには刺激が強すぎますね。でも、ギリギリの可愛らしさを保っていて、このワンピとリボンが似合うのは田中麗奈くらいでしょう。
もう、あの赤いワンピで、妖怪ディスコで踊る猫娘に腹のところが、キュ。
妖怪で、気に入っているのは、西田敏行のあの口調。そして女神系女優とでもいいたくなるような、小雪様。
理由理屈なく楽しめる娯楽映画として、観ていて飽きずに楽しい映画です。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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