スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

Smoin Ace

2007年5月30日 有楽町・スバル座にて

(2006年:アメリカ:109分:監督 ジョー・カーナハン)

 久々にみちゃいました。

なんだか、ばんばん、ばかばか、ばりばり、派手に銃を撃ち合うアメリカ映画。

一応、真相はあるのですがそんな真相はどうでもよろしい。

とにかく、1人の人物を、あちこちから暗殺者がぞろぞろ出てきて、命を狙う・・・そのばんばんばかすか、を楽しむ映画。

 結構、登場人物多いので、最初の30分はひたすら説明です。

ちなみに、最後の15分は真相のひたすら説明です。もう、配役というより説明係的存在がアンディ・ガルシア。

アンディ・ガルシアってず~っと説明するのね。

 その間が、どんどんぱちぱち、やるわけですね。

それをどう見せるか、というものなのですが、暗殺者たちと同時に、イズラエルという命を狙われる男を守らなければならないFBIも混じって大騒ぎ。

そのFBIのひとりが、レイ・リオッタです。

ジョー・カーナハン監督は『NARC ナーク』の監督でもあって、レイ・リオッタ引き続きの登板であります。

このレイ・リオッタが、相変らず渋いですね。(わたしは、レイ・リオッタ・・・というだけでこの映画を観たようなもの)

中年男なんだろうけれど、意外とタフ野郎。

 映画の間、どうしてこのイズラエルという男に100万ドルの懸賞金がかかるのかなぁ、とつい、思ってしまうのですが、一応、有名マジシャンでマフィアの問題に首つっこみすぎたため、邪魔者に・・・う~ん、でもそれでも納得いかないしょぼくれ男、イズラエル。

 さて暗殺者の面々には、たくさんの人が出てくるのですが、なーんにも考えていないところが丸見えで良かったですね。

とにかく、賞金稼ぎなんだから、別に意義なんて関係ないのだ。

ばんばん、ばりばり、どかどか。

 撃ち合いも、狭いエレベーターの中で、あちこちアングル変えてやってみたり、暗殺者さんたちの破天荒キャラクターがゲームみたいで面白かったですね。

 一応、ベン・アフレックも出てくるのですが、あれ?ってな役でした。これと全く同じといえる役が、ガイ・リッチー監督の『スナッチ』に出てくるベネチオ・デル・トロだよな~なんてにんまりしてしまいました。

タホ湖のほとりのホテルにイズラエルは潜伏しているのですが、湖の色や空の色が自然な青ではなくて、絵の具の水色みたいな奇妙な毒々しい青だったりします。

 話(説明)だけ見てしまうと、だからなんなんですか?ってつっこみたくなるのですが、この映画は途中の暗殺者のあれこれを、ありゃりゃ~と半分呆れながら観る所に醍醐味があるっ!

不謹慎だっとか言われそうな事を大真面目にやってしまうところが、こういう映画のいいところ、なんですね。 

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