Genius Partyージーニアス・パーティー
2007年7月22日 渋谷シネ・アミューズ(赤)にて
(2007年:日本:101分:監督 福島敦子、河森正治、木村真二、福山庸治、二村秀樹、湯浅政明、渡辺信一郎)
アニメ大国、ニッポン。
わたしは、アニメが好きだけれども、ウンチクを語るほど知識も経験もないと思っています。
日本はアニメ大国だからして、日本人はアニメに詳しく、そしてうるさい。
7人のアニメクリエイターが、7話の世界を作るといってもひとりひとりの世界をわたしは知らなかったりします。
印象に残っているのは#1(オープニング)の『Genius Party』(福島敦子)と、#3『ディスティック・フォー』(木村真二)です。
どちらも、ジャパニーズアニメというより、色鉛筆や油絵などを使って絵が動く、という美術的に面白いと思いました。
日本でもないどこでもない「不思議の国」の色がとても印象的で、キャラクターも可愛らしいし、特にディスティック・フォーの「生き物係」は、赤いだるまさんのようなキャラクターが自転車に乗ってカシャカシャ・・・でも「生き物を排する」という怖い人?たちなのですが、どこか愛嬌があっていいです。
ジャパニーズアニメが意外と苦手なのは「愛嬌」だと思うのですが、#1と#3は、そのまま絵本にしてもいいような愛嬌が感じられて楽しめました。
他のアニメも技術は大したもので、感心します。ここまで技術は進歩したんだなあと。
一話一話が短いのでそうそう深いところまでは描けないのですが、素晴らしいものがあります。
「2」も公開になるようなので、期待します。
少し聞いたところによると、映画よりも漫画、アニメのファンの「批評」の方が暴力的で、中傷度が高いとか。
わたしは読む気にならないけれども、やはり(年齢に関係なく)「こども」なんだと思います。
それも、美味しいものに飽食してまだまだ、文句を垂れる贅沢なこども。
そんな「こども」と対峙する、アニメーターの皆さん、負けないで~~~~。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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