夜の上海

夜の上海

The Longest Night in Shanghai

2007年9月23日 銀座・東劇にて

(2007年:日本=中国:110分:監督 チャン・イーバイ)

 この映画の監督さんって『アバウト・ラブ』の上海編の監督さんでしたのね。塚本高史くんが両方共に出ていますね。

 本木雅弘がカリスマ、ヘア・メイク・アーティストで、上海に仕事に行ったとき、夜彷徨い出てしまう上海。

で、男勝りのタクシー運転手、ヴィッキー・チャオと出合う、boy meets girl。

とっても私見なんですけれど、コスメ、化粧のプロの男性って、やはり本木くん、なんですよ。

加瀬亮くんとか、水橋研二くん(って何故この2人?!)ではね。雰囲気がね、本木くんでしょう。

 それで、化粧もしないタクシー運転手のヴィッキーちゃんを、美しくするのね、お約束ですよ。

もう、『ローマの休日』と『マイ・フェア・レディ』足して2で割りましたか?という設定ですね。

ただ、出合った2人が結ばれる、というより、お互い、違った意味で「恋愛」というものに悩んでいて、言葉全く通じないけれど、すれ違いながらも、お互いの立場を理解する、という感じですね。ベタベタな恋愛ものにしなかったところが気に入っています。

夜の上海、夜景観光映画でもあるのですが、深いところまでは描かず、さらりと「恋愛ってさ・・・」と言う軽さがあります。

 本筋には関係ないですが・・・

本木くんがヴィッキーちゃんのメイクをするところ!!!

 普通ですね、『インランド・エンパイア』でもそうだったけれど、アイシャドウとか口紅・・・色のメイクを出すのですが、この映画、ひたすら「下地」を丁寧に映すんです。

で、はい、できあがりになってしまうのね。

ここはね~プロの仕事って、思いましたね。

どんなに綺麗な色を使っても肌がキレイじゃないと、全てダメなんです。

女優さんなど綺麗な肌を見慣れてしまうと、これが普通、と思ってしまいますが、と~んでもない基礎化粧(下地)の努力の賜なのよ!

こんなこと、誰も書かないだろうから、わたしが書く!!!

あ。通訳の役がサム・リーでした。お久しぶりっ!

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