鞍馬天狗

鞍馬天狗

2008年1月20日 東京国立近代美術館フィルムセンターにて(生誕百年 映画監督 マキノ雅広(1)

(1959年:日本:87分:監督 マキノ雅弘)

名前は知っていても、観たことがない古典シリーズその1みたいな。

東千代之介が鞍馬天狗ですね。

鞍馬天狗ものでは初めてのカラー作品で、鞍馬天狗の恋仲なのが、芸奴の美空ひばり・・・。

知らなかったことの連続でわたしはびっくりの連続。

幕末が舞台で新撰組が、鞍馬天狗の敵となっていたこと、杉作少年は角兵獅子だったこと、鞍馬天狗がピストル(昔の活動写真では「パチンコ」という)をばんばん撃つこと・・・しまいには、白馬の名前はシロ、だったのか・・・

鞍馬天狗は、なぞの大金持で、なんと25歳で、「鞍馬天狗のおじさんは・・・・」なのです。

 美空ひばりが、ひたすら鞍馬の旦那を待つ・・・という京都の芸奴さんなんですが・・・スターだからだろうな・・・

なんか、やたら「出てくる」・・・

主役はどっちだ?なんて思うくらいでした。

鞍馬天狗と芸奴 小袖の出会いというのはなくて、最初からもう恋仲で、正式な「旦那さん」です。

美空ひばりが演じる小袖というのは、一番人気の芸者ではありますが、なにかとくねくねとだだをこねますが、そこら辺がね・・・一生懸命やってます・・・というのがよくわかるけれど、「粋」というのはとにかく自然にさっと出てきて、おお、粋!これでもかこれでもか・・・と見せるのは粋ではないような気もします。

 最後、鞍馬の火祭りというのが、新撰組との対決の場となりますが、ここの群衆シーンって・・・人が川のように流れるシーンは圧巻。

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