スパダーウィックの謎
The Spiderwick Chronicles
2008年4月9日 新宿厚生年金会館ホールにて(試写会)
(2008年:アメリカ:96分:監督 マーク・ウォーターズ)
この映画の見所は・・・・・なんだか憎たらしい妖精たち?
妖精というと、なんだか日本では「花の妖精」とかね・・・一番のわたしのイメージは、ピーターパンのティンカー・ベルみたいな。
といってもティンカー・ベルって結構、イジワルだったりしますが。
遺産相続でお化け屋敷のような家に引っ越してきた母と3人の子供たち。
長女がサラ・ポルジャーでちょっと年上なのですが、下の男の子は双子でフレディ・ハイモアが二役やっています。
おとなしくて優等生なサイモンと、気難しいジャレッド。
最初に妖精と出会うのはジャレッドなのですが、他の家族はジャレッドの言うことなんか信じない。
しかし、この家は変です。トマトソースの缶がずらりと並び、なぜかハチミツがたくさんある。窓辺には塩がいっぱい盛ってある。
しかも前に住んでいたルシンダおばさんは、今は精神病院にいる・・・という。
80年前、ルシンダおばさんの父が書きあげた「妖精図鑑」
これは妖精のことが何でも書いてあるので、これさえ手に入れば妖精たちは人間界をのっとれるのであ~る!
しかし、そのことを知った曾祖父は、家の周りに結界をはっておいたので、今のところ、妖精たちは結界の外でじたばたしております。
この結界(サークル)に入れなくてうじゃうじゃとしている妖精たちが、本当に弱そうなんです。
ところがいたずらっ子ジャレッドが本を見つけたことから・・・・・・・・・妖精大戦争にっ。本はサークルから外に出してはいけない。
なんだか、怖くないけど可愛くない妖精がうじゃうじゃ出てきますね。
また、本を守る役目の妖精もいれば、ジャレッドたちに見方する妖精も出てくる。
でも変に武器もって戦うわけでなく、こどもたちはひたすら逃げ回るのであった・・・ってところがいいのです。
姉はフェンシングの選手で武器らしい、武器ってフェンシングの剣だけだし。
しかし、ジャレッドには気になることがあって、何故、引っ越しに父が一緒に来ないのか・・・ということ。
そこら辺が現代風な設定ですね。
特撮も凝ってはいるけれど、脱力ものの、強いのか弱いのかわからない、妖精たちって結構、面白いのです。
変に気まじめにしないで、脱力風にしたところがこの映画の見やすさですね。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
0コメント