神様のパズル

神様のパズル

2008年6月11日 丸の内TOEI①にて

(2008年:日本:134分:監督 三池崇史)

 めちゃくちゃな映画をきちんと作らせることにかけては職人的なうまさを持つ三池監督。

映画、作るの早いですねぇ。

もう、新作が。

 これまでは、男同士のガチンコ勝負!男汁全開!みたいな爽快感があったのですが、今回の主役のひとりは、物理の天才少女、サラカ(谷村美月)ということで、ちょっと女の子、入ってます、みたいな。

 双子の弟が女の子を追って海外に行ってしまったかわりに大学へ行ってくれ、と頼まれた双子の兄、基一(市原隼人)

弟は優秀で、兄は落ちこぼれ。ロックをやりながら寿司屋で働いている正反対。

弟は大学で物理を学んでいる・・・・・そんなときに現れた、物理の天才少女といわれる、サラカ(谷村美月)

人工授精で、天才となるべくうまれたサラカは、アメリカから日本にやってきたものの、大学側でももてあまし気味。

 そんなとき、物理のゼミにサラカを連れてこい、と言われた基一は、しぶしぶ・・・サラカの家へ行きますが、自分のことを「僕」と言い、表情もなにもないけれど、お?美少女じゃん?と思ったものの・・・ひょんなことから、基一とサラカで、「宇宙を作りだす」という研究テーマをやることに。

 また、大学に作られたインフィニティという∞(無限大)の形をした施設を、開発したのもサラカです。

な~~~~んにも、お勉強はわからん!という基一の奮闘と、サラカの冷鉄な頭脳でもって・・・・・本当に「宇宙を作ってしまう」のでした。

 なんとも、荘大かつ、ばかばかしい世界の炸裂の仕方は、さすが・・・ですが、なんともわたしには、「わけのわからない基一」以上に物理がわからないのでありまして・・・・苦しいものが。

そして、目と目があったら理由理屈なく、喧嘩じゃいっ!という荒唐無稽さは、種類が違うように思うのですね。

一応、すべてに「理由理屈」がついている・・・んだな、と思いましたね。

 でも、まぁ、最後の本当に宇宙を作っちゃうあたりの、物理と寿司のめちゃくちゃな融合?とかおもしろかったです。

何もかも丸くおさめる必要があったのかな、と思うのですが、17歳になった谷村美月ちゃんがですねぇ、なんとも、青のジャージを着ているのですが、胸元が妙にあいていて、あらまぁ、なんてつい、胸に目が・・・

あと市原隼人は、ロックな格好をしているから、力はいるとずりおちそうなGパンから赤いパンツが丸見えで、パンツ全開だあ、、、、とか。

変なところに感心したりして。

 くるくると展開が変わる、そのテンポは面白いのですが、脱線が中途半端に脱線して元に戻る、の繰り返しかもしれないですねぇ。

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