ナルニア国物語第二章:カスピアン王子の角笛
The Chronicles of Narnia:Prince Caspian
2008年6月25日 丸の内ピカデリーにて
(2008年:アメリカ=イギリス:144分:監督 アンドリュー・アダムソン)
もう、観る前から分かっていたことですけれども、えんえんとね・・・戦闘シーンに力を入れている、今どき流行のファンタジー超大作。
もう、原作がどうのこうの・・・比較する気にもなりません。
この『カスピアン王子のつのぶえ』は、ナルニア国年代記の中で、他の本と少し違う・・・部分、違和感のある一冊ではあるのですが、その辺は、映画で上手く変えてカバーしているとは思いました。
しかし、戦いのシーンでテルマール人が投石機を・・・ってところはビックリしました。ええ、そりゃないよ・・・・って。
原作に暗い情熱を燃やすあまりに、最初から「こんなんじゃない!こんなんじゃない!」って頭振りに行く・・・・のは大人げないと思いますが、もう、頭振る気も起きませんね。
ああ、そうですか、、うんうん、そうなのね・・・でおしまい。
原作ファンに気に入られるよう、もちろん作り手は考えているのだろうけれど、原作がどうであっても、こういうスタイルのファンタジー大作は、どんな内容であれ、まったく同じ映画を繰り返して観るようなものであって、ものすごく特撮にお金かけている、とわかるだけに、観ていてむなしくなってしまうのは、もう、わたしがこういう映画が苦手だからに他ならないと思います。
映画としてはとてもわかりやすいので、いいとは思うけれど、特撮はね・・・個人的には食傷気味の種類の映画ですね。
次の『朝びらき丸、東の海へ』は、どうなってしまうのでしょう。大好きなだけに、妙な心配を今からしている自分がいる。
******追記*****
この時点では、次作『朝びらき丸東の海へ』はまだ映画化されていませんでしたが、後に映画化されたのを観ました。
原作はもう原型をとどめないまで変えられており、原作ファンはダメだと思いますが、新しい映画だと思えばまぁ、いいかな?という。
ハリー・ポッターシリーズは、登場人物たちの成長と合わせて映画化されましたが、ナルニア国ものがたりは、苦戦してるようですね。とんとんとん・・・と最後まで映画化は進みませんでした。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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