ダークナイト

ダークナイト

The Dark Knight

2008年7月28日 国際フォーラムホールAにて(試写会)

(2008年:アメリカ:152分:監督 クリストファー・ノーラン)

 バットマン映画の新作です、ってわざわざ書かなくてもわかりますか。そうですか。

まぁ、わたしは、バットマンが好きです。

ちょっと整理してみましょう。

まずは、子供時代のテレビ・シリーズ。

そしてティム・バートン監督による実写版が1,2・・・えらくダークでびっくりしました。

3,4で監督がかわり、昔のテレビ(つまり元の漫画の世界)に近いニギヤカな映画になり、『バットマン・ビギニング』でクリストファー・ノーラン監督になり、ダークに戻る。そして今回も監督はクリストファー・ノーラン。

 『メメント』で衝撃的な映画を作りだしたクリストファー・ノーラン監督の世界はいつもどこかしらダークで病んでいます。

コミックの部分を排除して、ダークな病んだゴッサム・シティ・・・って、今回のゴッサム・シティは、これもろにニューヨークなんですけどね。

悪役も、ジョーカーを演じたヒース・レジャーのなりきりぶりは、ずばり、精神を病んでいる人だと思うのです。

 爆破シーンやカーアクションなどえらく派手なんですが、もう、全体的に病んでいますから。

ここまで暗くすることを許したプロデューサーの英断ってものを思いますね。

 まぁ、地味に暗いのにえらく派手なところは派手にどかんどかんやる、っていうのはいかにも大作映画なんですが、意外な展開といえば意外な展開。

 ちょこっとですけれどキリアン・マーフィが出ていたのが妙に印象に残りましたが、他に印象に残っているのは・・・・・・看護婦さんの格好したジョーカー、ちょちょっっ言いながら、ばんばんビルを爆破していくあたり。

病んでるなぁ・・・・・って、思いました。

ハリウッド大作映画で、これだけ病んでいる・・・のが大ヒットっていうのがいまの何かをあらわしているのような気もします。

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更夜飯店

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