881 歌え!パパイヤ

881 歌え!パパイヤ

881

2008年8月12日 渋谷 ユーロスペースにて

(2007年:シンガポール:109分:監督 ロイストン・タン)

 なかなか日本では公開されない、貴重なシンガポール映画。

 シンガポールの7月のお盆になるとあちこちで開催される歌謡ショー、ゲータイ(歌台)のスターになりたい女の子2人。

 この映画、ビックリしたのは、スターになる苦労はすっとばして、歌が上手くなるのは歌の女神さまにお祈りしたら、ひゅってご利益。

すぐに人気者になったパパイヤ・シスターズに対抗するのがドリアン・シスターズ・・・という展開が意外。

 フルーツ対決!ということでゲータイに出るのはどっちだ!って歌対決になってしまう。

(はい!ブルトーザー!!!!でブルトーザーに乗って出てくるパパイヤ娘って・・・)

 かなりかわいこちゃんが、すごい衣装をくるくるくるくる(一曲のうちで4回くらい衣装がかわるのだ)変えて、歌います、歌います。

映画で使った衣装は200着以上だとか。かなり意表をついた衣装が、楽しいですね。

歌う歌詞は、日本でいうと演歌のような内容なんですが、とにかく、日本の演歌も衣装をえらく派手にする・・・というのと同じかな。

もう、『歌え!ロレッタ 愛のために』どころの騒ぎじゃありません。

 もう、ごてごてに近い衣装ですが、微妙なところのセンスはとてもいいのですね。

長々とやりすぎない、転換が非常に速いのです。

パパイヤ・シスターズの2人も清楚、な感じ。

馬鹿馬鹿しいようでも、いろいろな要素がてんこもりのサービス精神たっぷりっていうのが、ヒシヒシとわかる、熱い映画です。

 ちなみにタイトルの881とは、’パパイヤ’のこと。

4649→ヨロシク?かい?みたいなものでした。

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