デス・レース

デス・レース

Death Race

2008年8月30日 東商ホールにて(試写会)

(2007年:アメリカ:?分:監督 ポール・WS・アンダーソン)

タイトルからわかるように、ひとことで言うと車レースものです。

・・・・・というと車にうといわたしには苦手な映画かもしれない・・・と観る前は思いました。

監督は『バイオハザード』『エイリアンVSプレデター』のポール・WS・アンダーソン監督。

・・・というとわかりますね、どういう映画か。

 まぁ、その通りの映画なんですが、近未来のアメリカで、刑務所は民間経営になり、なんと囚人同士の命をかけた車のレースを全世界にネットで流し、そのゲーム収益で儲けたるでっ!

 この刑務所の所長が女の人で、某アメリカ大統領候補だった人そっくり。

すべて裏で工作して、レースをとにかく盛り上げようと悪どいことしまくるんですよ。

レースの行方と、所長の策略が次々と繰り出されて、どんどんエスカレートしていくのです。

 無実の罪で刑務所に入れられたジェイソン・ステイサム。 元レーサーなので、このデス・レースに抜擢。 筋肉りゅうりゅう~~~。

色々背景あるんですけどね、結構細かいんですよね。

いいのは車、改造しまくってほとんど原型をとどめていない「車のような何か」

これ、絶対スピード出ないだろう・・・という鉄の塊がどひゃーーーーーーってすごいスピードで疾走する「ちぐはぐ感」がビックリして、笑えるんです。

レースもあるんだけど、その背後でさらに盛り上げるために、あっ、所長すごいっってほとんど感心です。

悪の魅力、所長になりたいっ。

 この映画は11月29日公開で、2008年8月30日時点で日本では最初の試写でした。

まだチラシも何もなくて、映画の前に配給会社の人が説明しましたが、資料がないので、スケッチ・ブックに「見どころ」をマジックで書いて、めくりながら説明っていうのに笑いました。

たぶん、宣伝ができてしまったら、わたしは観なかったと思うけれど、スケッチ・ブックの解説の脱力感もよかったですよね。

見どころは①筋肉②女囚③お面・・・・・とかマジックでまじめに書いて説明。観終わってみると確かにそうなんです。

ロジャー・コーマン監督の『デス・レース2000』という映画のリメイクで、コアなファンが多い映画らしいです。

 非常に暑苦しい映画ですけれど、こういうこと、まじめにやるB級映画の心意気って好きだなぁ。

楽しいよ。

******追記*******

後日、この映画の元になった『デス・レース2000』を観たのですが、いや、すごい映画でした。究極のB級映画というか、感心を通り越して呆れてしまうという映画。


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