俺たちフィギュアスケーター

俺たちフィギュアスケーター

Blades of Glory

2008年9月6日 DVDにて

(2007年:アメリカ:93分:監督 ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン)

 スケートもの・・・となるとアイス・ホッケーならあるけれど、フィギュア・スケートというのは、ありそうで実はあまりない題材の映画です。

わたしが思いつく限り、中学生の時観た『アイス・キャッスル』というのがあって、これは、サクセス&ラブ・ストーリー。

 この映画はプロデューサーがベン・ステイラー。

ウィル・フェレル主演・・・もう、これはアメリカンなコメディ映画ですねぇ。

しかも、男子ペアというアイディアです。

話テンポいいし、見せ場もたくさんあって、公開の時は微妙な単館公開でしたが、妙にひっかかる映画ではありました。

 ウィル・フェレルのコメディってアメリカでは絶大な人気があるそうですが、日本ではいまいち。

ベン・ステイラーもウィル・フェレルもアメリカのテレビ、「サタデー・ナイト・ライブ」出身でこの番組って 昔は日本でもテレビでやっていて、見られたのですが、今はなかなかね。

 男子シングルスで、人気スケーターがチャズ・マイケル・マイケルズ(ウィル・フェレル)・・・っていうのでまず笑えるんですけど、ウィル・フェレル、かなりスケート、上手いです。

ちょっと下品な挑発的な振付で、まぁ、現実のフィギュアではありえないのですが、ちょっと太めで重そうな体でも、そこをどんどん飛ばしちゃうところがいいです。

 もう一人、ジミー(ジョン・ヘダー)は、孤児でもそのスケートの技術を買われて大富豪の養子になり、金髪で優雅なフィギュア(これがまぁ、普通のフィギュアの感じ)の英才教育を受けてきた正反対の二人。

 同時優勝で格闘さわぎを起こし・・・・スケート協会から永久追放・・・しかし、男子ペアならいいだろ!という話からごろごろ話が転がっていく。

そこに、ペア優勝をねらう双子のペアがからんできて、悪どいことしまくるし・・・チャズとジミーはペアどころではないし。

 もう、笑ってしまう話のテンポが良かったですね。脱力もののネタ満載であり、贅沢言うならベン・ステイラーが出てくれればなぁ・・・かの名作『ズーランダー』と同じ臭いがする映画なんですよ。

 しかし、とうとう悪の双子ペアと優勝を争うときが来て、危険な大技も・・・・のスリルもありますね。

まぁ、わたしが笑ってしまったのは、チャズとジミーの時、音楽がクイーンの「フラッシュ・ゴードンのテーマ」がいきなりかかるところでした。おおおって。

 そしてコメディの定石通り、すべては丸くおさまり・・・フィギュア・スケートを全く知らない人も笑えるけれど、振付とかかなりデフォルメされていて、フィギュア・スケート好きにはもっと笑える・・・

この映画は楽しかったですね。93分という長さもコメディとしてきちんとおさまっているし。

エンディングのテーマ曲、Bo Biceの歌う「Blades of Glory」もとても気に入っています。

デートに観るにはいい映画かもしれません。楽しいですよ。

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