TOKYO!

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2008年9月27日 渋谷 シネマライズにて

(2008年:フランス=日本=韓国=ドイツ:110分:監督 ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ)

アメリカのミシェル・ゴンドリー監督 『インテリア・デザイン』

フランスのレオス・カラックス監督 『メルド』

韓国のポン・ジュノ監督 『シェイキング・東京』

・・・世界の監督がそれぞれ東京を舞台としたオムニバス映画です。

 好みで言うとポン・ジュノ監督の『シェイキング東京』が、映像といいアイディアといい・・・相変わらず斬新でユーモラスでクリアな映画を作る・・・という感じ。

ただし、描くのは「引きこもり」

11年間引きこもりの男(香川照之)は、お金は親が送ってくれるし、電話と本さえあればいい・・・と外に出ない。

食事からなにからなにまで出前・・・週一回はピザの宅配を頼む。

 いつもは目を合わせないのに地震が起きて・・・宅配の女の子と目があってしまった・・・それが蒼井優。

不思議なスイッチの刺青をした女の子?

そのスイッチを押すと・・・?

 ミシェル・ゴンドリー監督は相変わらず部屋というものに凝りますね。

主人公の2人が泊まる伊藤歩の部屋。

そして、女の子が、拾われる?ことになるミュージシャン(大森南朋)の部屋。

がらん・・・としているより小物とか、CDがみっしり・・・そうミシェル・ゴンドリー監督の描く部屋は物でみっしり・・・なんですね。

 レオス・カラックス監督のは、ホラーというか・・・

冗談になってない冗談みたいな短編でした。

フランスには死刑制度はなくて、一番重罪は終身刑なんだそうですね。

だからか、日本の死刑制度というものをとりあげています。

突然、東京の地下道から出現した、怪人。テロまがいの殺戮・・・そして、つかまって死刑。グロテスクなイメージの作り方が独特。

生理的にぞっとするのは、ホラーよりも、花びらしか食べないとか、お札をいきなり食べるとか・・・突拍子もない行動なのかも。

 ありがちな「東京」のイメージって意外と日本人が古いものを持っていて、外国監督から見た東京(日本)とは

狭い部屋、死刑制度、引きこもりだった・・・というのが面白い。

 ただ、オープニングとエンディングに流れる・・・いわゆる駅のアナウンス、販売機や切符売り場などで流れる音声ガイダンス・・・っていうのはめずらしいんでしょうね。

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