文雀
Sparrow/ManJeuk
2008年11月23日 有楽町朝日ホールにて(第9回東京フィルメックス)
(2008年:香港=中国:87分:監督 ジョニー・トー)
特別招待作品
もう、毎年、ジョニー・トー監督の最新作を上映してくれるのがとてもうれしい。
ジョニー・トー監督の映画は、とても人気です。
今回は、スリの世界を描いていて、「文雀」というのは、スリの名称らしいです。
3人の仲間と連携プレイで、スリをしているケイ(サイモン・ヤム)
謎の美女に出会ったことから・・・しかし、その美女は、ケイだけでなく、他の仲間たちそれぞれに、何かしらの接近をしてくる。
それは何故?でも、なんとなく、4人は、恋心というか、ワクワクを感じて、どうやら香港のスリの大親分に囲われていて「籠の中の鳥」状態の美女を救おう・・・という流れになっていく。
派手なアクションも、銃撃戦もなく、誰も死なない、傷つかない。
むしろ、スリでカッターの刃でこっそり洋服を切るとき、ちょっとでも人に怪我させると「スリ失格だな」という世界です。
なんだか、大の大人4人が一台の自転車にぎゅうぎゅうに乗っているとか、さっと描かれるあざやかなスリの手口とか・・・そして大親分との対決。
雨の中、黒い傘がひしめく中でスローモーションでスタイリッシュに描かれる「微妙な犯罪もの」
長い映画が多くなった中で、87分という長さで、ばっちりスタイリッシュにきちんと納めるという技はもう大したもので、観ていて気持いいくらいです。
派手な映画ではないから、日本公開はどうかな、と思うのですが、観てよかった映画。
かっこいい~~~~。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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