ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋

2009年3月20日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて

(2009年:日本:123分:監督 中村義洋)

 前作『チームバチスタの栄光』に引き続きの病院もの。

原作は海堂尊という人ですが、実際のお医者さんなんですね。

『チームバチスタの栄光』は原作、そりゃ~面白かったです。映画は映画で良かったですね。

実は2作目は『ナイチンゲールの沈黙』ってあるのですが地味でね、3作目が映画化です。

 しかし、中村監督、とばしてますなぁ・・ 『アヒルと鴨のコインロッカー』から勢いついて

次回作はもうすぐ公開『フィシュストーリー』

もう、『ヤッターマン』が公開中で、もう『クローズZERO~2~』の予告やってる三池崇史監督くらい働いてます。

 病院ミステリ・・・だけでなく、誰が犯人、とか、悪役は誰?とかそういうものではないところがミソ。

今の医療の問題、というものを実に上手く説明しているんですね。

今回、緊急救命室の速水センター長が堺雅人なんですが、医療機器メーカーと癒着が・・・という密告からはじまる病院劇。

堺雅人は、一見なよ、としているのですが、今回は、ジェネラル「将軍」とあだ名されているくらい、ドグマスティックで、不敵な医師です。

ジェネラル・・・は、わかる、でも、なんでルージュ?

緊急病棟で血まみれだから、などなど・・・いろいろな説あり。

 ベッドが足りない、医師看護士が足りない・・・といって入院拒否することを絶対にしない。

誰が来ても、受け入れる・・・病院側からしたら「受け入れすぎ」と批判の声が高い。

周りから反感を買いまくっても、不適な態度。

 そこで、愚痴外来の田口医師(竹内結子)がまた調査してね、で厚生労働省から、やっかいものの白鳥(阿部寛)がのりこんできて・・・

冒頭、いきなり会議で、尾美としのりと林泰文がでてきて、のけぞりましたよ。

もう、昔の大林宣彦監督の主役2人がいきなり並んでいるの図に、ひとりおおずっこけだっ。

(『青春デンデケデケデケ』では兄弟の役だった)

 映画は、実にテキパキとすすんでいきますが、結構、脱力ネタが多いです。

まぁ、原作では白鳥が「ロジックモンスター」と言われるだけにしゃべりにしゃべりまくるのですが、映画ではそうではないですね。

それはそれで、いいのです。

『チームバチスタ』を観た人は、にやり・・・とするカメオ出演あります。にやり。

 そして、うん、口紅は普通、下唇から塗りますか?

わたしは下唇から塗りますよ。

結構これネタばれかも、すみません。 

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