ヤッターマン

ヤッターマン

2009年3月21日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて

(2009年:日本:監督 三池崇史)

 突然ですが、人間に喜怒哀楽があったとして、 他に・・・・

「くだらないもの」

「どーでもいいもの」ってものがあると思うんです。

「くだらなくてどーでもいいもの」ってあまり思いつきませんね。

くだらなーい、か、どーでもいい。

 しかし、この映画、あまりの、あまりのくだらなさの大連発、それが息つく暇なくくだらないっ・・・の連続に大感動、わたしはっ。

はんぱなくだらなさ、じゃないです。

筋金入りのくだらなさ・・・ここまでやるのは『DEAD OR ALIVE』3部作『ゼブラーマン』『妖怪大戦争』『龍が如く』『SEKIYAKI WESTERN ジャンゴ』『クローズZERO』・・・と実績たっぷりな三池監督ならではの三池ワールドなんですよ。

 三池監督があるインタビューで

「映画にストーリーは必要なんだろうか?」

と言われていましたが、

ストーリーというものをきちんと押さえた上で、はんぱなくくだらないことの連発ができる、しかも、アイドル使っての一種のアイドル映画でもあります。

 今回はドロンジョ様、深田恭子・・・『下妻物語』以来のヒットでは。

アニメのドロンジョ様は熟女?なのですが、まぁ、なんともかわいらしさが残るからこその 泥棒のわたしから盗むなんて~~~~~」なんて言えるのありましょう。

『下妻物語』と違った意味での、コスプレ三昧です。

 「ヤッターマン」というアニメの御約束をきちんと守り、昔のアニメへのリスペクトもわすれず、ということは、「なんかださい」これです。

かっこよくないの。

ださいの。

今週のビックリドッキリメカ~は、メロン、メロン、だったり、三角定規、三角定規・・なんていうのが毎週楽しみだった小学生のころ・・・それは一種のかっこよくないだささに驚いて笑ってしまっていたのではないかと思うのです。

 この映画、ロケしてないです。オールセットか特撮で作り上げているでしょう。

すごいなーあと誰も死なない。 あまり野外ロケには似合わない、ドロンジョ様他のみなさん、ではあります。

 笑ったのは、「ナルウェーの森」「オジプト」「ハルプス山脈」・・・・

そして映画に大事な最初の5分は、渋谷でのいきなりの対決。

ハッチ公前交差点・・・ってみなしごハッチの銅像だったのか・・・・

看板も凝ってて伊勢海老フライバーガーとか、「日本の男は美しい」とか、なんだよいきなり~~~って理由理屈ない面白さが満載ですね。

ヤッターマン(ガンちゃん)の実家、タミヤ玩具店は、いきなり新橋駅のSLの前にあるんですっ(地下が工場なの)

 もう一回観たいなぁ。

今年のわがココロの映画、決定。

ここまですがすがしくくだらないと、快感になるのですね。

0コメント

  • 1000 / 1000

更夜飯店

過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。