フィッシュストーリー

フィッシュストーリー

2009年4月11日 渋谷シネクイントにて

(2009年:日本:監督 中村義洋)

 音楽と正義の味方が地球を救う・・・ 映画『フィッシュ・ストーリー』はこんな話です。

 『アヒルと鴨のコインロッカー』の伊坂幸太郎原作X中村義洋監督・・・そして音楽プロデュースはせっちゃんこと斉藤和義ってことで、楽しみにしていました。

もともと原作者、伊坂幸太郎は、斉藤和義のファンで、伊坂幸太郎の小説をもとに曲を書いたりしていました。

音楽も、伊坂さんは、斉藤和義さんだったらいいなぁ・・・・ってひそかに思っていたそうですが、それが、音楽プロデュースは斉藤和義さんに決まった・・・・と聞いてとてもうれしかったそうです。

そして、曲ができて、伊坂さんに聞かせたとき、和義さんは、「この曲は、演奏していて楽しいと思うんだ」と言われたとか。

 話は、色々な年代に飛ぶ、飛ぶ・・・ そしてそれが最後になって・・・ でもフィッシュ・ストーリー(ほら話)なんだよね・・・という。

どこか壮大なるホラ話のようで 原作は短編なのですが、映画では設定(年代)をさらに増やして、複雑になってました。

 正義の味方・・・・というのがキーワードかも しれませんが、役の名前が「正義の味方」ってすごいなー

映画では船のシージャックですが 原作では飛行機のハイジャックとかね、違いは多少。

 色々な年代のいろいろな人が出てきますが 気に入っているのは やはりもうひとつの大きな鍵、フィシュ・ストーリーというパンク・ロック。

ある一曲がこんなに話にからんでくるあたり 伊坂幸太郎のトリッキーであり 音楽好きなところが出てきます。

『アヒル~』ではボブ・ディランの「風に吹かれて」が とても重要な役目をはたしていたように。

 壮大なるホラ話ともいえますが、

中村監督は、『アヒル~』『ジャージの二人』『ルート225』もどこかホラ話的な要素がありました。

でも『フィッシュ・ストーリー』は壮大なる・・・がつきますね。

ちまちまとしたところとアルマゲドンか?みたいな壮大なところが交差して、そしていろいろな人々が最後は数珠つなぎのように つながる・・・

 わたしは、女子高生役の多部未華子ちゃんのファンなので、「一回眠ったら、滅多に目をさまさない」ことから あれあれ・・・になり、しまいには

あんなところで、眠ってるって・・・笑ってしまいました。

 結構、細かい伏線がからみあっているので 何をどう書いたら、ネタばれにならないかって難しいですね。

でも、純粋にどうなるのかなぁ~~~ってひきこまれるところがいいです。

あと笑ってしまったのは1999年7の月・・ノストラダムスの大予言・・・あったねえ・・・

 意外な人が後からひょろっと出てきますから気をつけて見てくださいね。 

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