ルート225

ルート225

2009年4月5日 DVD

(2005年:日本:101分:監督 中村義洋)

 ごく普通の中学生の姉弟が、突然紛れ込んでしまう「違う世界」

全く異なる世界でもなく、魔法があるわけでなく、 公園から帰ろうとしたら・・・あれ、東京の住宅街なのに道の向こうに見えるのは・・・・・海?

 何故か弟が持っている高橋由伸選手のテレカで 電話をかけると家の両親につながるけれど、 家に帰っても両親の姿はない。

死んだはずの弟の同級生の女の子がいる、仲が悪かったはずの女の子が親しく声をかけてくる道の看板の漢字が、ちょっと変。

 どうしたら2人は両親の元へ帰れるのか・・・

小物の使い方、映像ならではの違う世界の描き方、 何故がわからないから、どうしたらがわからない戸惑い。

姉を演じたのが多部未華子ちゃんで ちょっととろい弟とけんかしながら、協力しながら、「見えない出口」を探す、という。

 中村監督は『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』といった大作か、小品でもアイディアすぐれた『アヒルと鴨のコインロッカー』のような映画をとりますが、この映画は後者。

ほとんど部屋と住宅街しか映らないのですが、これだけひっぱれるのはさすがです。

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