エビータ

エビータ

EVITA

2013.11.12(DVD)

(1996年:アメリカ:135分:監督 アラン・パーカー)

 この映画は見逃していました。

エビータをマドンナが演じていますが、これ全編マドンナの映画。

貧しい村の貧民の娘が、つきあう男性でもってどんどんのし上がっていく。

最後には、大統領夫人にまでのぼりつめる。

 男を踏み台にしてどんどんのしあがっていく・・・というたくましさ、もう、マドンナぴったり。

美人でグラマーで・・・というのが国民の人気の要素でもあるのですが、胸だけじゃなくて二の腕もめちゃくちゃたくましい、マドンナ。

この映画は台詞がすべて歌というミュージカルの映画化なのですが、監督のアラン・パーカーは音楽もの得意といえば得意ですが、『ダウンタウン物語』(古いなぁ・・・でもサントラレコード持ってるくらい好き)や『ザ・コミットメンツ』などと違う超大作映画ですなぁ。

 アルゼンチン、ハンガリー、イギリスで壮大なロケ、大がかりなセット、ぜいたくなエキストラ・・・もう、久しぶりに大作映画らしい映画を観てしまいました。

これ、DVDでもかなり疲れましたが、スクリーンで観たら多分、もっとぐったり。

それくらいチカラ入ってますねぇ。

もう、これでもかっというくらいマドンナづくし。

なんだかマキノ雅弘監督の美空ひばり主演映画を思い出してしまいました。とにかく存在感ど~~~ん。

 マドンナ演じるエビータを見つめる役で、背景にとけこんでするりと歌を歌う狂言回しの役をアントニオ・バンデラスが演じていますが、濃くてよかったですねぇ。もっと濃くしてもよかったくらい。

歌とエビータののしあがりを中心においていますから、あまり内的葛藤などは描かれず、映画はてきぱきと進みます。

それを物足りないとは思わない。

撮影にしろ、ロケにしろ、役者にしろ、ぜいたくな映画だからです。

個人的な好みとしては、人間の苦悩ばりばりだった『アマデウス』の方が好きですが、若くて体力あったらこういう映画を映画館でくらってぐったりしたかったなぁ、と思います。

 「泣かないで、アルゼンチン」というのが有名な曲ですが、これを朗々と歌い上げるマドンナに一票!

マドンナはね、もうこのくらい「生意気ででたがり、野心家」でなければ、もうマドンナではありませんから。

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