REDリターンズ
RED2
2013年12月1日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて
(2013年:アメリカ:118分:監督 ディーン・パリソット)
タイトルでわかる通りにこの映画は続編なのです。RED2だもの。そんなこと知らずに観てしまいましたが、内容的には何の問題もありませんでした。
前作のデータを見ると、個人的には2の方が魅力的なキャスティングです。
もうね、こういうハリウッド特製(謹製というべきか)の「ばりばりばりばりしてて、どかんどかん爆発して、車ばりばり壊れてでも、スターには弾当たらない」いう壮大なる金の無駄使いをこの際、楽しんでしまおう、というわけだ。
久々ですね、こういうアクション映画。
キャスティングが、ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、
アンソニー・ホプキンスとダイ・ハード男、ブルース・ウィリス以外は、アクションばりばり映画にはむかない渋いキャスティングで
設定も、引退した元・凄腕のスパイたち、となっています。
突っ込み所満載で、冷戦時代に密かに天才物理学者によって作られた核爆弾(これがちゃっちい)が今の時代になって浮上。
その行方を追え!とここまで書いてもう、無理があるが・・・。
笑ってしまったのは、何といってもキャサリン・ゼタ=ジョーンズが、ロシアの敏腕諜報員で名前がカーチャ。
もう、フェロモンばりばりで楽しかったです。いないよ、ロシアにこんな諜報部員。(あ。それを言ったら全員が・・・)
しかし、イギリスの伝説と言われるヴィクトリア・・・ヘレン・ミレンは、たいしたもの。
無表情にばりばりと銃を撃つ姿がかっこいい。なかなか映画始まって、出てこないので、だからそれまではなんだかむちゃくちゃな
銃撃戦に辟易気味。
そして、韓国から世界で一番の殺し屋といわれるハン(イ・ビョンホン)が加わって、ヴィクトリアもハンも最初は
アメリカ組の敵なんですが、色々あって一致団結して、マッドサイエンティストの開発した核爆弾に向かう・・と。
イ・ビョンホンの運転する車の助手席にヘレン・ミレンが座って無表情に追っ手にばんばん!なんて素敵な絵。
マダムとその若いツバメみたいなんですが、いやらしくなくて高貴ですらありますね。もう、最強のふたり、です。
ブルース・ウィリスはスターな分、かっこいい事しかしないので逆につまんないです。いい役、かっこいい役しかやんないぞ、みたいな。
ジョン・マルコヴィッチの飄々とした割り切ったコミカルな格好の方が楽しいよね。ジョン・マルコヴィッチ、コスプレ三昧。
なんの情報もなく観ると、最初は驚くけど、段々、ばかばかしくなって、これ、DVDで観たらつまんないだろうな・・・
映画館の音響で楽しまなきゃね、という気分になりました。
それはヘレン・ミレンやジョン・マルコヴィッチという名優の余裕が見せる技で、若い役者だけだったらどっと疲れてしまうでしょう。
それにしてもかわいそうな、ハン(イ・ビョンホン)
自家用飛行機で駆けつけるものの、次々と乗っ取られ最後にはボロボロに・・・・「あれはオレの飛行機だっ」がこの映画での名セリフ。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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