しあわせのパン

しあわせのパン

2013年12月12日 DVD

(2011年:日本:114分:監督、脚本 三島由希子)

 今でもあるのでしょうか。『わたしの部屋』という若い人向けのインテリア雑誌。

少女趣味、西洋趣味できれいに、きれいにされた部屋のあれこれ。この映画はずばり、「わたしの部屋」愛読者におすすめします。

タイトルからして「美味しいパンが人をしあわせにする」絵本のようなきれいな映画。

そして、さらに主演が、40歳を過ぎた今が一番かわいいという原田知世ちゃんです。

わたしは原田知世ちゃんの大ファンであり、この映画の良さは常にカントリー風の衣装を着て、ほほえむ知世ちゃんです。

リアリティとか、求めるのは最初からまちがいです。

 北海道を舞台にした北海道映画であり、美味しそうなパンや食べ物がたくさん出てきて、お店もおしゃれだし、

知世ちゃんと大泉洋さんの経営する湖のほとりのカフェ・レストラン兼小さなホテルは白を基調にした北欧風。

そこに訪れる悩める客たちを、癒すのです。もう、いやっていうほど癒しちゃう。

夏、秋、冬、そして春とロケ大変だったと思うのですが、きれいきれいなよくできたいい話のいい映画です。

 映画っていうのは観る時のタイミングや環境や体調で印象が変わるのですが、わたしは虫歯治療中で口の中がずっと気持ち悪い。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』という映画の時は、胃潰瘍で仕事の後でへろへろでも券買ってしまったから、無理して観に行ったけれど、映画が始まると体調なんか全く気にならず映画に圧倒されました。もう、他の映画いらない、とか思ってしまったな。

比べるのも変な話ですが、この映画はこう、デートとかね、女友だちとおしゃれなランチ付で映画にでも・・・にいいんじゃないでしょうか。

わたしは、映画の間、虫歯が気になって仕方なかったし、若いころから雑誌「わたしの部屋」は読んでいなかったというだけのこと。

 もう、テレビなどで「美味しい」のリアクションって見飽きた感じがするのですが、リアリティあったのは渡辺美佐子さんの「おいしい・・」の時の声と顔。本当に美味しい時ってそんなに大リアクションってしないだろうなぁ、と思うところ、実に存在感ある「美味しい」だったな。さすが。

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