歌追い人

歌追い人

2003/11/12

渋谷・シネマ・ソサエティ

 

1907年のアメリカの風俗がよくわかるという点はいいと思います。

女性の地位がまだ低く、ましてや歌(バラッド)の研究など

なんの意味があるのか、という視線。

また、アパラチア山脈奥地の山村の狭い厳しい世界も丁寧に描いていますし、そこに残っている古い歌の素朴さもいいです。

しかし全体的に、歌へのこだわりがありがちな「恋愛」に逃げてしまっている感じがしました。

恋愛がどうしても必要なのか、、この話には?と個人的に納得いかないところがありました。 

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