花咲ける騎士道
Fanfan la Tulipe
2004年7月7日 日比谷・スカラ座2にて 2003年フランス:99分:ジェラール・クラジック
50年前のジェラール・フィリップ主演の映画を(あの・・・またか)リュック・ベンソンが製作・脚本でリメイクしたそうです。
こういうことするとねぇ、古き映画にしがみついてる三葉虫の化石みたいな意固地映画ファンが、怒るのねぇ。
確かに粋さ、上品さには欠けるのですが、撮影や衣装セットなんか立派なもんですよ。話も大したことないけどテンポよくなんとも風刺に満ちているし、特に国王のずっこけぶりって可愛いですよね。
冒頭とラストにジャン・ロシュフォールのナレーションが入っていますがこれまたきついことを飄々と言っていて「戦争なんてバカでしょ」みたいな風刺が一貫してますね。
(かなりしょぼい)楽団がひょろひょろとアメリカ国歌を演奏すると「なんなの、それは!ダメダメ」って一蹴しちゃうところ笑ったなぁ。
アクションも色々凝っていてカット割が細かい細かい・・・そんな所は現代風ですね。愛と勇気と冒険の時代アドヴェンチャーではないですけど、観ている間は「ほうほう、ひひひ、ははは」って楽しんでしまうのです。で、観た後何も残らないというすがすがしさだ。それはそれで映画のいいところ、なんですね。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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