ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
Fantastic Four
2005年8月16日 イイノホールにて(試写会~GTFトーキョーシネマショー)
(2005年:アメリカ:107分:監督 ティム・ストーリー)
ウディ・アレンの映画『さよなら、さよならハリウッド』の中で、ハリウッドのプロデューサーが、とにかく監督のウディ・アレンに「中道路線。誰にでもわかる、受ける映画を作れ」としつこく迫るところがありました。
このアメコミ原作の映画、まさにそういう映画です。
元がアメコミだから荒唐無稽なんですけれど、ストーリー、人間関係、特撮、勧善懲悪、恋愛模様、友情、軽さ、暗さ・・・見事にそこそこに中道路線。
だからとてもわかりやすくて、設定も(いきなり宇宙飛行!)強引ですけど、そこら辺の強引さもそこそこになっています。
改めて、『スパイダーマン』のサム・ライミ監督の思い入れの凄さというものがわかりました。
観ている間は、あれあれ、と観られるし、そこそこに笑えるし、そこそこにスリリング。
でも、アメコミものにつきものの暗さ、それを別に踏襲しなくていいなら、悩みや暗さを中途半端に出さず、ケロリンと明るく軽くした方が観ていて気楽に楽しめると思うのですが。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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