8月のクリスマス

8月のクリスマス

2005年12月1日 新宿武蔵野館にて

(2005年:日本:103分:監督 長崎俊一)

韓国のホ・ジノ監督の『八月のクリスマス』のリメイク。

ほとんど設定とストーリーは一緒ですが、女性が、学校の臨時教員に変わっています。

しかし、絵とか、構図とかはびっくりするほどそっくりですね。

山崎まさよしが、余命いくばくもない写真屋さん、ということで、おだやかに過ごそうとしている所へ現れた由紀子という女性。

韓国映画では、年上の人を「おじさん」または「先輩」と言うのですが、ここでも「おじさん」「先輩」って言っているのは、何となく日本の会話からは違うような・・・山崎まさよしが小学生から「おじさん」と言われるのはわかるけれど、20過ぎの女性に「おじさん」と呼ばれるのは何か違和感があります。

ホ・ジノ監督はとても季節感を大事にする監督なのですが、この映画でも四季を出そうとしていますが、画面から暑さ、寒さはあまり感じられませんでした。

富岡市でロケをした、ということで、市電が走っていたりするところなどはいいです。しかし、香港映画『星願』を、函館にもってきて『星に願いを。』でリメイクした失敗を思い出してしまいました。

山崎まさよしは、演技が自然で上手いですね。オリジナルよりも、説明が多くて、わかりやすくなっている所はより観やすくなっているかもしれません。

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