歌姫
(私立探偵 濱マイク テレビ特別版Dプログラム)
2006年4月25日 渋谷 シネマ・アンジェリカにて
(2002年:日本:48分:監督 前田良輔)
これは、別名、ミュージシャン編とも言えるのではないかと。
仕事の依頼をするのはUA。人気歌手だったのに、消えてしまいキャバクラのトイレ掃除なんかして、どこか世間から隠れるようにしている歌手。「何故、自分が歌えなくなったのか、調べて欲しい」
これは、わからないことを探してもらうではなくて、「誰かに探して欲しいものを探してもらう」というちょっとひねくれた依頼なのです。
元、憂歌団の木村さんとか(ちゃんと「あたしゃ、ビルのおそうじオバチャン♪」が出てきて嬉しい)、ミュージシャン関係の人たちが、ゲストとして出てきます。小物の使い方のアイディア(紙テープに、右、左、下・・・とえんえん書いてある地図というのがいい)、謎解きみたいな問答、不思議の空間へジャンプしてしまう映像。
私はUAの部屋に音たてずに、譜面がひらひら落ちてくる映像がとても好きです。
UAのちょっと無愛想な感じが、最後の「歌」に見事につながっていて、音楽には詳しくないけれど、歌っていいなぁ、と思います。
また、常連として、マイクのいきつけのディスコのバーテン、ノブさんが、元:Blanky Jet Cityのドラムの中村達也。ノブさんも活躍。
なんだか皆、元・・・っていうのがちょっと寂しいですけど。
見ていて吸い込まれるような映像なんで、ちょっとびっくりしました。テレビの画面ではわからなかったですね。自分の中ではあまり印象強くない話だったのですが、スクリーンで観るとすごく映像美がいいです。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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