私立探偵 濱マイク テレビ特別版Fプログラム

2006年5月3日 渋谷 シネマ・アンジェリカにて

(2002年:日本:55分:監督 須永秀明)

私はこの須永秀明監督の『けものがれ、俺らの猿と』(主演はやはり永瀬正敏)がとても好きなのです。

爆裂したようなイメージが好きですね。個性的で。

今回は、妹、茜誘拐と、マイクの偽物出現編。

金に困ってストリップ劇場の下働きなんかしているマイクだが、どうも、色々な人から「お世話になった」とか礼を言われる。(その中の1人が鳥肌実)思いあたることないんだけどなぁ~と思いつつもミントたちと大阪に遊びに行ってしまうマイク。

そんな時、妹の茜が何者かに誘拐される・・・・マイクを名乗る男(窪塚洋介)の罠と知りつつも、茜を助けに行くマイク。

本物マイクと偽物マイクの対決がいいです。窪塚洋介の狂気演技、そしてこのシリーズでは一番、暴力的かもしれません。

窪塚洋介の、本当に憎たらしい気の狂い方は貴重ですね。

そして最後にスクリーンが花火でいっぱいになる幻想的なラスト。ストリップの下働き→大阪→対決→花火・・・という普通つながらないものを独特の糊を使ってうまくオブジェにしたような一編。

また、いつもでれでれしているようなミントこと酒井若菜のある一面が見られるというのも良かったですね。こういう役、上手いです。酒井若菜。

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