モンテ・クリスト伯
2002/11/16
日比谷映画劇場
何故これが日比谷スカラ座だけなのか、ポスターや宣伝が「ラブ・ストーリー」とばかりうたっているのかが疑問です。
脱獄、復讐へのプロセスが見事ですね。原作は長いので2時間におさめるに大胆に割愛、変更しているのですが、
ひとつの「映画」として楽しめます。
アレクサンドル・デュマ好きとしてもOK。
ジム・カーヴィゼルも今まで誠実さだけでなく、後に復讐のために身につけた気品と教養、立ち姿、物腰などが良いです。
それはガイ・ピアースも同じで、嫉妬心、冷酷さといった「悪役」ぶりもファンには嬉しいです。
古典的な話ですから「壮大なおとぎ話」といった感がありますが、ロケ(アイルランドとマルタ島)が
重厚で美しく説得力と娯楽性があります。
エドモン・ダンテス改めモンテ・クリスト伯登場!のシーンはひぇ~~~と驚きました。
『王は踊る』でもこんなことはしなかった・・・脚色の仕方に不満がある、という方もいるかもしれないし、
悲惨な獄中生活はケヴィン・ベーコンの『告発』のほうがリアルで壮絶とか・・・は大目にみてね。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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