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2003/11/06
( ビデオ )
大変興味深かったです。
オウム真理教が事件を起こしたその後・・・1996年の1年を広報部長、荒木氏を追うという形で
人間の信仰とは、欲とは、社会とは・・といったことを客観的に見つめようという視点は
下手をすると善か悪か、のプロパガンダになってしまうところ森達也という人の「真面目さ」で
ギリギリ、公平を保っているのがとてもスリリング。
森達也監督は色々な人に素朴な疑問を投げつけますが、その答えに対して決して否定せず、自己主張せず
聞き手にまわるという立場を貫いていますから誰が悪い、何が正しいという
明確な答えはありません。
事件のその後の騒ぎを通して、疑問を投げかけ、問題提起する。そして見る側に考えさせる。
ドキュメンタリーとしての出来の良さもあるのですが、まず、監督の姿勢に感心しました。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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