ラスト サムライ
2003/12/30
東劇
(注意)
この映画のことは、とことんけなしています。
感動した、という人は読まないようにしてください。
ハリウッド映画の一番悪い例。金だけかけたフェイク映画。
お金をかけているのはわかる、衣装や街など時代考証、必死になってるのはわかる
、ドラマチックに盛り上げようとしているのもわかる、戦闘シーンの迫力を出そうとしているのも
わかる・・・そういう「わかる」という努力しながら観ることにほとほとうんざり。。
「わかるんだけど・・」と自分に納得させつつ観るということで体感時間、長かったです。
ずっと「わかります」と言い聞かせていて、ラストになって・・「これはないよ」といっぺんに醒めて
しまいました。
トムさんのトムさんによるトムさんの為の映画でした。完全なワンマン映画。
日本とは、日本人とは・・・ってくどくど説明する台詞の押し付けがましさ。
英語が上手い、だけで演技が上手いとカン違いしてしまう怖さ。
アメリカの戦争への大義が見え隠れする作り。
これを観て、日本人でよかった、などという日本人が一番情けないですね。
アメリカが描いた日本に単純に感心して、恥ずかしいと思いませんか?
それだったらもっと日本映画を観なさい!!って叫びたくなる。
もう、2003年をこんな映画で終わらせたくなかったから、大晦日に無理やり映画に行ってしまいました。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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