1980 イチキューハチマル

1980 イチキューハチマル

2003/12/24

テアトル新宿

1980年代を振り返ると、「けたたましい」時代だったような気がします。バブル景気に浮かれて

騒々しかった、かなぁ。

この映画の印象はまず、「けたたましい」です。

バブル景気に突入する直前の1980年の年の暮れを描いていますが、中心になる3姉妹が

それぞれ騒がしい。

デフォルメの仕方が演劇的なのはさすがケラさん、です。

学校の制服のブレザーが真っ赤だったり。

80年代のなつかしい言葉や物がたくさん出てきますが、なつかしいというより、良かった事だけで

なく、悪かった事もひっくるめて、思い出す観ていてむずむずざわざわ~と落ち着かない気持ち

でした。

それが不快ではなく、なんとなく落ち着かない心地よさで、この映画が影でひねくれているところ。

あやしい演歌出身の歌手、及川光博がいやらしくてよかったです。

自宅の趣味の悪さといったら~ 

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