半落ち

半落ち

2004/01/06

九段会館 ( 試写会 )

 

原作の力もあるのでしょうが、重いテーマをここまで見ごたえのあるものにしたのは『また陽は昇る』の佐々部清監督の力量だと思います。

警察だけでなく、検事、裁判官、弁護士、新聞記者それぞれが、ひとつの「殺人」に巻き込まれていき、事実を知ることによってそれぞれが考える。

日本映画をよく観ている人には豪華なキャストの演技対決も見物。

寺尾聡、柴田恭兵、伊原剛志、國村隼、鶴田真由他、脇役にいたるまで、白熱しているけれども抑えた演技合戦を

見ているようでした。

台詞がとてもクリアで聞きやすい。「邦画は台詞が聞き取りにくいから(観ない)」とか・・・聞きましたが喋り方や

発音も監督他の演技指導のひとつ。

確かにボソボソ早口の映画もありますが、この映画の日本語はとても聞き取りやすく、はっきりしています。

あまり日本映画を観ないのに「邦画は・・・」って言うのはどうかと思いますって、話がずれましたが、この映画を観ての感想のひとつでもありました。

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