ツインズ・エフェクト

ツインズ・エフェクト

2004/02/28

新宿ジョイシネマ3

 

香港電影というのは、「スター(明星)を見せる!」というのが多いですね。

お話はともかく、お気に入りのスターを見に行く、と。

だからどれだけ「お気に入りのスター」が出てくるか、なのでこの映画の場合、

男性はイーキン・チェン(鄭伊健)とエジソン・チャン(陳冠希)の2人、女性は今香港で人気の

女の子ユニット、Twinsです。

私はTwinsを見るのは初めてですが、映画は、男性2人が活躍する前半、女の子2人がばりばり

アクションする後半と見事に2つに割れてしまいました。

4人が上手くからみあう、という所まではいかないものの、冒頭の(一応)ロンドンの駅の

対決シーンはおおっと引き込まれてしまいました。イーキン、ヴァンパイア退治~

列車の中での細かいアクション、いいですね。

そして、吸血鬼一族の末裔、プリンス・カザフ(エジソン・チャン)とその侍従(?)プラダ

(アンソニー・ウォン)のやりとりのユーモア、楽しませてもらいました。

大体、名前がですねぇ、プリンス・カザフとプラダ、ですよ。

それだけでおかしいし、何故か制服のようなおそろいの衣装着ていてすましているだけで、

もう可笑しい。

(この2人がレストランに入って、普通にワインなんか飲んでて誰も不思議に思わないのか~笑)

レストランでの2人、教会を住家にする(!!)あたりなかなかのユーモアセンスですね。

ちゃんと律儀に天井からさかさまになって眠っているアンソニー・ウォンの絵はすごいですが、

「ねぇねぇ、携帯の写真、ど~やって送るの?」ってぼんぼんぶりがかわいいプリンス・カザフ

(ピースサインなんかしたりして)

後半は話は変わって(といっても過言ではない)女の子2人のアクションはさすが、

ドニー・イェンがアクション監督してますね。

日本のアイドルではやらない、やらせない、できないアクション体張ってやっていてそれはそれで、

見ごたえありました。

(何気ないですけど、悪役ヴァンパイアの皆さんのアクションが凝っていてハードで技が

高度なんです)

ジャッキー・チェンとカレン・モク姐さんはさすが貫禄ですね。

結構たくさん出てくるのでこれもいいです。

最後は続編を予感させる終わり方で、これも次々に続編の出来る香港電影ならでは。

ラスト・クレジットはNG集かと思いましたが、未公開シーンとNG集。ああ、アンソニー・ウォンの

シーンはどうして、本編でカットしちゃったのでしょう~

もうツッコミだらけ、をツッコミながら大いに楽しむ。これが香港電影の楽しみ方です。

0コメント

  • 1000 / 1000

更夜飯店

過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。