熱帯魚
2004/03/20
( ビデオ )
『ラブ・ゴー・ゴー』が大変気に入ってしまったので台湾のチェン・ユーシュン(陳玉勳)監督の前作を観ました。
高校受験を控えたリュウ少年が誘拐されて・・・の一騒動なのですが、周りの大人たちの「受験熱」を痛烈に
皮肉っています。
誘拐先でも、受験生とわかると一生懸命お勉強させちゃうあたり笑ってしまいます。
誘拐した犯人とその家族がなんとも間延びしていて、可笑しいですが、学校に通えなくなってしまった少女
なんかも出てきて、切ない所もありました。
この映画も「手紙」がとても大きな役目を果たしています。
リュウ少年はあこがれの少女に手紙を書き続け、渡そう、渡そうと思いつつ渡せない。
ラジオでは視聴者からの投書が次々と読まれる。
そして少女からの熱帯魚のプレゼントと「真実を初めて語った手紙」
誘拐犯人家族の描き方がとても好きです。おとぼけ家族で。
また、誘拐された少年2人とのほのぼのとした・・・海辺の砂で大きな○○○を作って、わ~い、ぱちぱち拍手、って
ところがいいです。とてもいいです。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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